藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

競争より独創の時代(2)

*[ウェブ進化論]狂気から正気へ。

政治にせよ官僚にせよ大企業にせよ、いわゆる昭和時代の「出世コース」と言われていたことが、若者の「生きたいコース」ではなくなりつつある。

昭和も平成も、戦後続いた「公共事業と大企業の時代」だったのが、根本から変わりつつあるようだ。

 

なので今の50代以上の人たちは「これまでの文脈」で時代を見ていると、どんどん若者との意識の差は開く一方なので注意が必要だ。

そのうち時間が経てば、彼らのソフト・クーデターで一斉に排斥される可能性があるだろう。

 

今の大人たちは、ようやくDXなどと言って同調するようなフリをしているが、まだまだ「クソ仕事にしがみついている」ような人が大勢を占めている。

意識を変えるなら今のうちだと思う。

 

思えば(自分が学びたい分野ではなく)決まったコースの受験とか、業種がまとまりのない「就職人気企業ランキング」とか「高級官僚コース」とか、冷静に考えれば正気の沙汰ではない、と今の若者が考えるのも無理はない。

というか"そういう感性が支配的だった時代"ということこそが狂気にさえ思ええてくる。

 

お金を稼ぐために、家のローンを払うために、子供の教育費のために「自分たちの自由を押し殺してきた時代」に若者がそっぽを向くのはむしろ健全というものだろう。

 

では若者のこれからはどんなことが中心になるのだろうか。

(つづく)