藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

言葉にできない(3)

*[ウェブ進化論]気づかない知恵を見つける技術。

自分がブログを書く動機は長らく「後輩に何かを残したいから」だと思っていたのだが、それは煎じ詰めると「自分の暗黙知をテキストに記録したいから」だということが昨日判明した。

 

そして自分の暗黙知(と感じていること)は、必ずしも他人には当てはまらないことも読者の反響を見ているとよくわかる。

「やあやあ我こそは…」というブログが乱立して、それを読むのに辟易している人も多いと思う。

 

今ひとつ「それぞれの暗黙知の整理」が必要になっているのだろう。

そしてそこでぜひAIに期待したい。

何せ日本語とか英語とか、論文とかブログとかに「必ず言語化されている世界」である。

 

教師なし学習」なのかそれとも「教師はこんなものだ」と提示してくれるだろうか。

人間の書いた膨大なテキストを読み込んだAIは一体、「どんな分野で何を導き出すのだろうか?」 と考えると、何だか「これまでの人間の英知の象徴たる言語」がいよいよデジタル技術で整理される時代が来たような気がして、少々興奮してしまう。

 

どんどん技術が進化しても、いまだ争いを止めない人間とか、経済のこととか環境のこととかについても「自分たちが気づいていない何か」をデジタル技術を人間が使って分析していくのであれば、ウェブ進化論と言うにふさわしいのではないだろうか。