*[ウェブ進化論]都会の幻。
"デジタル化とフラット化"がどんどん進み、新しいwebサービスもどんどん誕生してきている。
これからもまだまだ進むだろう。
そんな中で割とはっきりしつつあることも幾つかある。
例えば「地方主義」とか「地域密着」がそれだ。
瞬時に世界中に届く網を持ちながらも、「それ」を追いかけるのではなく根は「地域」におく。
少し前までの「ネットの世界だけでサービスの需給を完結する」ということではなく、明確に「主役は地域」になってきていると思う。
理由はやはり「人間が住んでいるのはその地域だから」ということだろうと思う。
どれほどバーチャル技術が進んでも「リアルの衣食住がなくなること」はなさそうだ。
だから「どんどん進むデジタル技術とその応用」を使いながら「地域のことを考える」というのがこれからの常識になるのではないだろうか。
そしてそんな価値観の時代に、果たして「都心」の役割はどうなっていくのだろうか。
実は都会というのは、それまでは「デジタルでは表現できなかった"華やかな物やこと(サービス)"」を体験する場ではなかったのだろうか。
デジタル技術が進むにつれ、そうした都会のリアルさはデジタルに代替され、今ほどの需要はなくなるような気がしている。
あと五年もすれば、傾向はどちらに向いていくのかが明らかになるだろう。