*[ウェブ進化論]選択肢を作る。
選択肢が無数にあると選べない、というマーケティングの法則は「初めて社会に出る学生」にも当てはまる。
自分が何か数学とか物理が得意だとか、ものづくりに秀でているとか、そういったことがはっきりと分かっているといいが、多分そんな若者は少数派だろう。
大抵は何を選択していいか、皆目分からないものだと思う。
そうするとどうなるのかというと「世間の大人が喜びそうなもの」を無意識に選択してしまうことが多い。
いわゆる「世間体のよい方」に流れてしまうのだ。
そして恐ろしいことに、なんとそのまま30年ほどが過ぎてしまったりすることもある。
昭和や平成の時代にはそうした人はとても多かったのだ。
なのでそういう「選択できない状況」に注意する必要があり、「選択するためのいろんな刺激」を自分に試してみる必要があるのだと思う。
学生時代というのは、そんなお試しのための「刺激を与える期間」という風に考えるといいのではないだろうか。
なのでアルバイトを転々とするよりも、インターンシップなども利用しながら一年間くらいはいろんな企業を回ってみるといいだろう。
そしてその先には「社会に出ながら試す」というやり方ももちろんある。
重要なのは、「流されずに探し続ける」ということではないだろうか。