藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

自分なりの世界

*[ウェブ進化論]AIの作る道。

秋元康は実はAIなのではないか、といった友人がいたが(笑)、確かに曲作りやプロデューサー、作家など活躍の幅の広さを聞けば、 常人離れしていて怖いくらいの才能を感じる。

とんねるず、AKBから美空ひばりに超グルメまで、どんな感性でいたらこんなことができるのだろうか。

それはともかく。

 

ビッグデータの時代に、AIがユーザーの反応を逐一取りながら、国や人、場所や時間帯、年齢や性別や職業などで個別に分析したらどうなるのだろうか。

その時「そのカテゴリー」にいる人が好む曲調とかテンポとか、コード進行とか音域とか音質とか。

そういう分析が秋元康を超える日はそう遠くないような気がするのは自分だけだろうか。

もっと進めば、映像とかメタバースとかも「徹底的に個人の嗜好」に合わせるようなことになり、

ネットの世界も今のような「多くの中からどれかを選ぶ」という原理ではなく「自分の嗜好に合ったものを合成する」ような流れになるだろう。

 

「自分が好み、あるいは驚く」ようなお望みのコンテンツが、自分のためだけに供給される世の中は、現在の「出来上がったコンテンツをみんなが楽しむ」というスタイルとは根本的に違う世の中だ。

 

思うに「作家が作った作品」と「自分好みのコンテンツ」は面白い共存関係になるのではないだろうか。

 

ヒット曲とかは「似たような感じばかりの歌」になりそうだが、それは今でも同じことなのかもしれない。