藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

計画の本質(4)

*[ウェブ進化論]基本動作を。

最近何回か「目標と計画の話」を書いているが、つくづく原点回帰の重要性のことを思う。(習い事のお師匠さんは、いつも「基本に帰れ」というのとどこか同じだ)

 

ビジネスにせよ、プライベートにせよ自分たちは何か目標を思う。

「この事業の将来性は」とか「私たち二人の夢は」といった具合だ。

そしてそれはとてもいいことだ。

だって思いがなければ何事も始まらないから。

 

そしてスタートしてからが問題だ。

自分たちの生きている世界は、ほとんどが「他人との関わり」でできている。

だから「思うようにいかないこと」がすぐに周りに溢れてくる。

自分のビジネスや家庭のパートナーだって、人格は別々である。

そうして計画はしばしば、いやほとんどの場合当初の想定どおりにはいかないものだ。

 

けれど実は「本番はそこから」である。

若い人はそういうことを知らないことが多い。

何かエラーが起きたら"ゲームオーバー"だと勘違いするのである。

むしろ不具合が起きているということは、自分たちが「外部と馴染もうとしている」ということの証拠である。

だからそこからが踏ん張りどころなのだ。

 

そして起点にしたいのはやはり「当初の目標と計画」との比較だ。

PDCAサイクル、というと「今さらですか」という表情をする人が多いけれど、結局原点はここにあると思う。

 

目標の修正だって全然ありだ。

基本に帰れば道は開ける。