藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

知識の本質(3)

*[ウェブ進化論]固定から波へ。

丸暗記の知識は、まるで化石のようなものでそれ単体では意味がない、ということを書いている。

そう考えると戦後の指導要領に従った、全国統一の学習方式というのがあまりに「知識偏重」に寄っていて「自由な学び」を封じていたことに寒気を覚える。

これからは明らかに「知識同士の関係と流れを学ぶこと」が明確なテーマになるだろう。

そういう意味でも「これまで」とは、いろんなものの定義が明らかに変質していることに気づく。

 

ところで動画の世界では、すでにいろんな分野で「教える達人」たちが自発的にこうした学びを整理し始めている。

現役の先生が、生徒に請われて自発的に実行している事も素晴らしいのだが、いよいよ先生も変質する必要があるということだろう。

 

その知識の持つ意味とか、その学問の意義とか目的とかを示し、でもそれだけではなく。

そのテーマが「将来は他のどんな分野と結びつき」そして「どんな可能性を持っているのか」という"学びの将来"を示していけないと、近い将来教師の存在意義は失われるだろう。

 

「知識が意味を失う時代」は過渡期でまだこれからだ。

常に「その先を考える」というのが学びの基本型になるのに違いない。