藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

大前提(1)

*[ウェブ進化論]問題の前に。

ニュースでも動画サイトの討論でも日本の問題というと、いまだに必ず「少子化」の話が上がる。

もう何十年もそんな話ばかりしている。

そしてその原因はというと「若者が感じる結婚制度の煩わしさだ」とか「子供を持つメリットとリスクについての逡巡ではないか」とか「価値観の多様性だろう」などと喧しい。

 

そして、そもそもあと30年生きているのかどうかも疑わしい老人が政治を牛耳っているという構造が、何よりも古めかしい。

「政治家は50代まで」と限定して、一旦老人は身を引いてはどうかと思う。

国の空気を一度「総入れ替え」しないと政治のダラダラは高齢者たちの既得権としてまだ二十年くらいは続くのではないだろうか。

 

もしそうだとすると、この二十年は非常に勿体ない。

平成の失われた三十年と合わせると実に半世紀だ。

この政治ダラダラの特徴は、多分わざと「論点をはっきりさせない」ことにある。

そうしておいた方が「既得権益がいつまでも長く続く」ということを狡猾な大人たちは皆知っているのだ。

 

もはや若い世代から見て「ブラック層」と言っていいくらいの存在だと思う。

現在出てきている、いくつかの若い政党にはぜひ「まず旧体制を打破してやり直す」ということを第一にしてはどうかと提案したい。

 

まずはそれから。

(つづく)