藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

大前提(2)

*[ウェブ進化論]

少子高齢化を問題にするときに、いろんな問題をごちゃ混ぜにして報道されるからいつまで経っても議論が整理されない、という話。

少子化については、主役の「20から40代がどう考えているのか」を主訴に政策を考えないと意味がない。

老人たちが権力を片手に「保険や税金や補助金」を云々しても、まるで若者に響かないのは当たり前というものだ。

マーケティング的には、噴飯物の政治だと言っていいだろう。

 

そして高齢化についても「高齢者が潔く"自分たちの老後"について意思表示しない」ことが原因になっていると思う。

いつまでも福祉に頼って生きながらえたいのか、ある程度のサービスまでで割り切るのか。

自分なら若い人の手間や国の金はできるだけ費やしたくないと考える。

それを自ら意思表示しないと、周囲は動けない。

そういう意味で老年層も甘えていてはいけないと思う。

 

そしてこれからの数百年を考えて、本当に少子化は忌むべきことなのか、あるいは適度なサイズの国へと落ち着くのか。

 

GDPが減少しても、「適度なインフラを持つ社会」を作るにはどうするべきか、という本論について、若い人を中心に意見交換しながら決めていくのが本筋ではないだろうか。

 

一日も早く、議論がスタートラインにつくことを願う。

(つづく)