藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

抜け落ちた議論(4)

*[次の世代に]自分で最後を決める。
さてこれからの日本のこと。
未曾有の高齢かと少子化を迎えるのに、議論が全く足りていない。
特に「医療と介護」のことだ。
どこまでも「延命」「治療」を求めると、今の科学はどんどん進むから「どんどんお金がかかる」ことになる。
金持ちで、自分の延命に費やしたい人はそれでいい。
自分たち一般市民は「どれだけ税金に頼るか」を自分たちで決めるべきだ。これを人任せにしてはならない。
これから75歳になる団塊の世代始め、下は50代の自分たちが「治療」「延命」「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)つまり生活の質」について意思表示をしないと、医療と介護は永遠に迷走するに違いない。
例えば、自分は食事や排泄に介助が必要になったらそれまで、と思っている。
 
無限に進む医療と科学は素晴らしいが、それに甘えて「いくらでも頼みます」では若年世代の負担は増えるばかりだ。
少子化になった「今の時代の収拾は、我われ世代が率先してあたらねばならない」だろう。
子供達に「年金頼むよ」とは決して言いたくないと思う。