ハードディスクの整理の傍ら、若手の演奏家の映像が続く。
バイオリン協奏曲で一番好きなチャイコフスキ。
しかも神尾真由子さんの優勝講演。
四分過ぎの伸びのある旋律、七分手前のクライマックスでのメロディ。
オーケストラに埋もれず、浮き出る主旋律。
表情もむせび泣くよう。
若干二十歳とは。
NHKあなたが主役、より。
16歳の外交官志望の高一、杉本大地くん。
演奏は小林研一郎指揮で、ハイドンのピアノ協奏曲 ニ長調から第3楽章。
演奏を終え、屈託無く、しかし真面目な物言いに、若者のすがすがしさを感じる。
外交官になり、ピアノも研鑽し、将来は世界平和に貢献したいという。
いまどきの高一捨てたモンじゃないな、などと妙に喝采。
お。神尾さんのバイオリン協奏曲、後半が出てきた。
9分後半のクライマックス、巨匠に負けぬ迫力がある。