藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

次のトレンド

EUは経済成長率を下方修正、マイナス4.6%。

EUというブロックでみれば大きな落ち込みだが、耐えられないほどではないのだろう。



むしろEU圏以外との本格的な落ち込みはこれからだろうから、下方修正は妥当だと思われる。

それにしても「アメリカは年内に景気底入れ」とは最近どのアナリストも口にするが、帳簿をいじって作り出した株価と資産が再びはじける、とは業界関係者は誰も言わぬ。

と思っていたら、続いてアメリカの記事。

「NY株、五か月ぶりの高値」と。

ユーロ圏の09年、マイナス4.6%成長へ 欧州中銀が下方修正

欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は4日の定例理事会後の記者会見で「(2009年上半期は)非常に成長率が低い」と述べ、景気判断を下方修正した。

09年のユーロ圏の実質成長率をマイナス4.6%と見込み、3月時点の予想から2ポイント近い大幅な引き下げとした。



4日の定例理事会では利下げを見送ったが、一段の景気下振れを避けるため、ECBは追加的な利下げの可能性を示唆。

さらに7月からは金融債「カバードボンド」などを最大で600億ユーロ(約8兆2000億円)買い入れる「量的緩和策」の拡充で金融機関に潤沢に資金供給できる体制を整える。



 トリシェ総裁は記者会見で、欧州経済が不振に陥った理由を「外需が急激に冷え込んだため」と説明した。

これが「明らかな下振れ効果」をもたらし、大幅なマイナス成長になると予測した。



 景気の先行きに絡んでトリシェ総裁は「低水準だが、改善の動きがある」と述べ、10年半ばにはプラス成長が見込めるとした。米国では年内に景気が底入れするとの見方があり、欧州は一歩遅れることになる。


まもなく9000ドル台、と言いたげだが。

「アナリストによる銀行セクターの投資判断引き上げを受け、金融株が上昇。」とのこと。

先の「粉飾の舞台の上」での最後の舞。
GMが破たんしても株が上がる、のは関係者の狙うソフトランディング成功、とも見えるが。


少し早いかも知れないが、このまま9000ドルを超えずに、次の気流に突入するのではないかと思う。



いずれにしても心の準備はしておきたい。

NY株反発、終値74ドル高の8750ドル 5カ月ぶり高値

4日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発。

前日比74ドル96セント高の8750ドル24セントで終え、1月上旬以来、約5カ月ぶりの高値を付けた。

アナリストによる銀行セクターの投資判断引き上げを受け、金融株が上昇。

新規失業保険申請件数の減少といった経済指標の改善も好感されたほか、原油先物相場が大幅反発したこともあり、石油株や素材株にも買いが入った。



一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同24.10ポイント高の1850.02で終えた。