藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

現れていた兆候。


週末、肩こりがひどい。
それの揉み過ぎで腫れているのか、と思っていた肩がミミズ腫れになってきた。


なんの、これしき我が免疫で治してくれるわ、と思っていたら友人に「多分それ病気!」と言われ、あわてて医師の元へ。
医師に「あ、シャツ脱いで。」といわれ、そのとたん一発で「ハイ、帯状疱疹ね。」と三分診療ならず、秒殺であった。
「今はウィルス抑える良い薬ありますから」と言われ、服用するも、それから丸三日寝込むことに。
なんでも拗(こじ)れると、完治に二カ月ほどもかかるとか。
再発もするとか。
帯状疱疹、恐るべし。


普段、どこか西洋医学に訝る気持ちをもっていたが、こういうときの劇的な薬効を体験すると、なかなか近代医療のすご味を味わうばかりだった。
それはともかく。


現れていたシグナル。


ズキズキする左肩を抱えながら思う。
「免疫力が下がっているときに、体内の水疱瘡の菌が増幅するのです」とのこと。
そういえば……


もう10日ほど前だろうか。
急に目と鼻がむずむずする。
くしゃみも止まらず、目は朝起きたら真っ赤。
日中もむず痒く、一たび擦りでもしようものなら、猛烈に痒くなった。
花粉症?とも思ったが、これまでどんなに注意報が酷くとも、それらしい症状はなかった。
妙だなぁ、と思いながらも状態は変わらず先々週は、かの大震災。
慣れているとはいえ、歩いて帰宅。
また、ここ二、三週間、珍しくも飲み会やら接待が毎日続いていた。
年度末だから、と人事異動の前に無理無理計画したものも多かった・・・…


で、何が言いたいかというと。
自分の仮説ながら、

年度末の繁忙→夜更かし飲み→疲労で無意識に免疫低下
→初めての花粉症→ケアせず→大地震→さらに接待→帯状疱疹発病

つまり、体が疲れたり、そしていつもにはない「花粉症の症状」を察知していれば、疱疹を引き起こすことはなかったのであろうと思う。
そういう意味では「呼び込むべくして、自ら病気になった」とも言えるわけで、ことこのくらいの年になると、体調の変化を感じ取ったら、真面目に考えてみて、対処しないと怖いもんだなぁ、と改めて反省した。


それにしても、帯状疱疹というこの病気、意外に多く成人の6-10人に一人は罹っているらしい。
結構痛むし、苦しいのだが「ああ、あれね。飲み過ぎでショ」くらいにしか言われないのが辛いところ。
これは私の素行のせいだけなのだろうか…(沈)