藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

ナンバーワンもつかの間。

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Business Journalより。
自分も昨冬からいろいろと肌着を試したけれど、結局この冬はユニクロ一色になってしまった。
肌着もよかったが、特に部屋着のジャージやトレーナー類は優れたものが多く、素肌に上下のジャージとフリースだけで買い物に出ても寒さを感じないほどで驚いた。
(分厚いジーンズを履いていても一枚では肌寒いのに)

そんなユニクロ様様だったが、トップに安住してはいられないものである。

保温時間、温度、乾燥時間を実験して確かめると、ユニクロ製品は大したアドバンテージがない、というのである。

だとすれば、肌着というものにここまで関心を与え、かつ優れた保温と着心地がある、というユニクロのブランド戦略がここまでの競争とブームを作り出したのかもしれない。

若いころはジーンズやシャツの下に「分厚い肌着」など着るのは年寄りの象徴でしかない、と思っていたものだが、今や「腰を冷やさないように」とか言いながら翌日の気温を調べて肌着を用意するようになってしまった。
これも健康志向だろうかと思う。

それにしても、次はベルメゾンホットコットをぜひとも試さなくては。

あのヒット商品の嘘?ユニクロヒートテックは買うと損、マットレスの効果は科学的根拠なし…

いこの季節、ユニクロの機能性インナー「ヒートテック」は肌身離せない定番アイテムだ。「ヒートテック」は、ユニクロ東レと共同開発した、機能性インナーのパイオニア的存在で、合成繊維のアクリルによる、ピタッとフィットして熱を逃がさない着心地に満足している人も多いだろう。
 しかし実際には、その保温率は20.3%と、それほど高くない。この数値は『モノダス2014』(晋遊舎)が精密迅速熱物性測定装置を使って生地に対する値を測定したもので、比較した8ブランドの機能性インナーの中で6位だったというのだ。
 同様に低保温率だったのが、セブン&アイプレミアムの「ボディヒーター」(19.1%)、しまむらの「ファイバーヒート」(13.7%)だ。
 反対に保温率が高かったのは大手通販会社ベルメゾンの「ホットコット」(24.6%)で、価格も990〜1990円で、ユニクロの「ヒートテック」(1290〜1500円)と変わらない。古くから肌着の素材として使われている綿を使用しており、柔らかい肌触りと保湿性が優れている。重さも「ヒートテック」の178グラムに対し「ホットコット」は148グラムと最軽量だ(ともにXLの場合)。綿だけに乾燥時間は約3時間と乾きにくいが、「ヒートテック」にしても約2時間40分と大差はない。「ヒートテック」は原材料が化学繊維だけなので、乾きやすさは最速だ。むしろ、他社が追随してライバル製品の性能が向上したため、今や「ヒートテック」が誇れるのは乾燥時間くらいかもしれない。
 お得度からいえば、ユニクロの低価格帯ブランドであるGUの「あったかスタイル」が断然上だ。乾燥時間は約2時間50分と「ヒートテック」にはかなわないものの、保温率21.2%、価格は790円とコストパフォーマンス的には抜群だ(重さは180グラム)。ただし、吸汗速乾性を向上させるためにポリエステルを多く用いているので、人によっては着心地が良くないかもしれない。
 いずれにせよ、冬の定番アイテムになるべきは、ユニクロの「ヒートテック」ではなく、GUの「あったかスタイル」、ベルメゾンの「ホットコット」なのだ。
●ヒット商品の実力を辛口採点 こうした最新ヒット商品に実用的に迫った『モノダス2014』は、スティック掃除機から歯ブラシまで330製品をプロが辛口採点、最新ヒット商品の実力がよくわかる。
 例えば、2013年のヒット商品のひとつ、フィリップス社の調理器「ノンフライヤー」(ネット通販最安値2万3900円)は「脂のある食材なら仕上がりは良い。高価格なので様子見が正解!」、有名タレントなどを起用した派手なCMで話題をさらう男性用シャンプーでは「一見『効きそう』に潜む罠!2大巨頭ウル・オスとサクセスは成分・洗い上がりともに疑問が残る」と、手厳しさは痛快なほどだ。
 その真骨頂は、低反発マットレスパッドの徹底テストに表れている。高樹脂素材を採用し、浅田真央選手などの有名人を起用した大々的なCMを展開するエアウィーヴ社の「エアウィーヴ」(実勢価格3万8850円)、人気サッカー選手の三浦知良選手のCMでおなじみの西川産業の「エアーポータブルモバイルマット」(同3万3600円)、テレビショッピングのド定番、ショップジャパンの「トゥルースリーパー エクセレント」(同2万9799円)の人気3種類を3名のモニター(若年すぎると「どれでもよく眠れる」となりかねないため、40代以上の3名)が20日間の睡眠テストと、さらに専用機器で科学的な睡眠の質の計測を行った。

モニターの評価によれば、
「はじめは誰もが『硬い!』と感じるが、使用していくうちに病みつきに」
「ただ天日干しできない、布団乾燥機が使えないなど、手入れの面の不安要素で『衛生面は大丈夫?』」(エアウィーヴ社の「エアウィーヴ」)
「はじめこそ柔らかさに感動するが、徐々に沈んでいくような寝心地が気になり出し、ついには身体の痛みを訴えるモニターが出るトラブルが」(ショップジャパンの「トゥルースリーパー エクセレント」)
と、高価格の割に散々な評価が目立つ。
 高評価だったのは、西川産業の「エアーポータブルモバイルマット」だ。「柔らかすぎず硬すぎずのほど良い寝心地」「ぐっすり眠れてさっぱりと起きられました」「こんなに快適な睡眠になるのかと驚いています」とモニターからはCMのような宣伝文句が飛び出すほどだ。
●主観とまったく異なる計測結果 3名のモニターの結論は、共通して西川産業の「エアーポータブルモバイルマット」を推奨する。寝心地の良さに加えて、天日干しや洗濯、布団乾燥機にも対応と、手入れ面で満足度も高かった。
 ところが、専用機器で科学的な睡眠の質(睡眠時間、眠りに就くまでにかかった時間、途中で目覚めた回数・時間など)を計測すると、意外な結果が。
「するとなんと、どのマットレスパッドも何も敷かない場合と比較して明確な効果は認められなかった」「かなり強引に測定結果を見ても(略)若干の変化が見られたマットレスパッドもバラバラで(略)異口同音に『エアーポータブルモバイルマット』を推していたモニターの反応は、実際によく眠れていたマットレスパッドとは必ずしも結び付かない」という結果になったのだ。
『モノダス2014』のテストで、「本人はよく眠れていると思っても、実際には身体に合ったわけではない」という寝具に関する事実が明らかになったが、「『よく眠れた気がする!』という清々しい顔を見ると、まったく効果がなかったと言い切るのも無粋な感じがする」とまとめ、「マットレスパッドは下に敷くマットレスによって性能が左右されることも。気温や睡眠環境によっても睡眠の質が変わってくる」という専門家の意見を紹介する。
『モノダス2014』的には「試すならエアーポータブルモバイルマット」という結論になったが、科学的な実験をしているだけに、説得力があるのだ。消費増税に焦って駆け込み購入をする前に読んだほうがいいかもしれない。
(文=編集部)