藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

投資と消費。

人によってお金の価値観は違う。
というよりも自分だけの話でも、年とともに全く変化した。
あの若い頃の飢餓感って一体何だったのだろう。
体は大人になったのに心だけが未発達な臭気が、今思えばプンプンする。
多分「思う存分に金を使う」ということができなかったので、結局は自分で計れる「金のサイズ」もたかが知れていたのである。

社会に入ってからも、また独立してからも金の見え方はガラリガラリとと変わっていった。
生きるためにもらう給料とか、会社を運転するための資金繰りとか、「常に入ってきては出て行くもの」というの感覚はずい分長く続いた。
バランスシートを見ても、あまり資本とか資産に興味はなく、期間の損益ばかり見ていたのが20年も続いていた。
ROEとか事業の価値とかを考えるようになったのはここ5年のこと。
MBAとかで教育を受けていたら違ったのかなーなんて思うのだが、それはともかく。

老後の生活設計の話ばかりが取り沙汰されているけれど、そういう長期の設計はさておき。

「日常のお金の習慣」が長期の行く末を決めるのに違いない。

稼ぐ、貯める、投資。
稼ぐ、使う、借りる。
サラリーマンで若い頃の収入はそんなには違わないから、自己投資も含めて「稼いだ金の使い方」は積極的に意識しておいたほうがいい。
お金の流れを把握しておいた方がいい、という感じか。
自分の家計簿でバランスシートを作ってみると、驚きのライスタイルが発見できるものです。