藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

どこまでを任せるか。

アルコールの摂取具合を定期的に計測するガジェットが資本を集めているという。
各個人で差のある「アルコール摂取の程度」を個別にセンサーが計測し、計っていてれば「酒の上での…」というのはずい分と防ぐことができそうだ。
そのうちスマホが「もう少しスローペースで」とか「明日の予定に影響が出るのでそろそろ終わってください」とか指導できるだろう。

それはもっともっと可能性がある。
アルコールだけではなく、睡眠とか食事とか、仕事の仕方とか生活全般とか、何についても「計測」が可能になってくる。
「もっと働きなさいよ」とか「もっとコミュニケーションしなさい」とか「彼女に声をかけなさい」とか「部下を誘いなさい」とか、いろんな指南をそのうちコンピュータがするだろう。

しかもその指南を聞いている方が、自分たちもどこか「解放」されていることが想像できる。

どこまでが自己判断で、どこからがマニュアルなのか。
自分が「自分で決めた」という判断の境界はこれからどんどん曖昧になってくるだろう。
人間がそうして「機械的な判断」に翻弄されないためには、どうしてもある種野生的な「ここは自分で決める」という勇気が必要になってくると思う。

それってどれだけ知識が溜まっても、下らない判断も含めて「人が最後は自分で決める」ということを肯定しているようだ。

ともかく今はどこまで機械やコンピュータの力を借りられるのか?ということを真剣に考えてみていい時代なのではないだろうか。

東芝と開発会社「スタッフ」、学習型アルコールガジェットを制作--Makuakeで支援募集


 サイバーエージェントクラウドファンディングは3月25日、同社が運営するクラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」において、東芝と開発会社「スタッフ」による、利用者の飲み過ぎを防ぐための学習型アルコールガジェットを制作するためのプロジェクト「アナタの酔いをコントロール。大人の新習慣、学習型アルコールガジェットTISPY(ティスピー)」を開始したと発表した。

 同製品は、利用者の呼気中のアルコール濃度を測定し、体内のアルコール濃度を測定・データを蓄積することにより、翌日の予定に影響が出るような、飲み過ぎによる二日酔いにならないためのアドバイスを通知するもの。東芝が展開する無線LAN搭載SDメモリカード「FlashAir」を活用することにより、ウェブアプリとの連動にも対応する。

TISPYに息を吹きかけることで、呼気中アルコール濃度を測定
TISPYに息を吹きかけることで、呼気中アルコール濃度を測定
「酔いさめ予測タイマー」機能など、その他アプリも開発中
「酔いさめ予測タイマー」機能など、その他アプリも開発中
 従来のアルコールチェッカーは、計測時点でのアルコール濃度の測定を行うものだが、TISPYは測定を重ねるごとにデータを学習し、個々のユーザー向けにパーソナライズされるのが特徴。「いつもと比べて今日はペースが速い」「そろそろ水を飲んだ方が良い」など、利用者にあわせて最適なアドバイスが表示される。

 お酒のボトルを開けるように、キャップを回転させることでアルコールセンサ部を露出でき、今までのアルコールチェッカーとは一線を画する、持ち運びしたくなるデザインも特徴だという。


本体中央には有機ELディスプレイが搭載
 一般販売の想定価格は、税込1万1556円。同プロジェクトの早割では、約30%割引の8100円コースなどが設定されている。

 キャップ部分を除く外形寸法は70×70×18mm。重量は約100g。開発スケジュールは、4月に試作を完了させ、7月に金型の作成、8月に製造、9月より出荷を開始する。