藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

本当に新しいこと。


"それ"が後から見てどの程度すごい発明だったか…は「後世」から見てみてないとはっきりしないテーマではあるけれど。
インターネットだって、当初は「回線が繋がる場所だけ」の特典だったり、「ブラウザソフト」がある人だけだったりしたけれど、この十数年の「あるタイミング」でこれは"産業革命的な存在なのだ"と認知された。

歴史は後から作られる。
今、AIとかビッグデータとかフィンテックとか言われているが、果たしてどれが「大化け」するのか。
ちょっとそんな目で周囲を見ている自分がいる。

そんな中、「プロックチェーン」という取引き認証の仕組みは、一見地味だけれど「これまでの中央集権的なシステム」とは一線を画すという意味では新鮮だ。

中央の胴元というか「絶対的な存在」が認証してこその「証明」だったものが「相互的な認証」で「中央」を必ずしも経ないという。
これってさらっと語られているが、結構「革命的なこと」ではないだろうか。

いつかブロックチェーンが、数千年続いた「中央集権」を覆した仕組み、として取り上げられる日が来るのかもしれない。
歴史はここで動いている、という言葉を思い出しています。

ブロックチェーン 「インターネット以来の発明」
2016/8/22付

▽…インターネット上の複数のコンピューターで取引の記録を共有し、互いに監視し合いながら正しい記録を鎖(チェーン)のようにつないで蓄積する仕組み。「分散型台帳」といわれることもある。もともと仮想通貨「ビットコイン」の取引を成立させるために開発された技術だったが、金融にIT(情報技術)を活用するフィンテックを中心に幅広い分野で応用が検討されている。

▽…巨大なサーバーで一括管理する従来の手法に比べてシステムを低コストで構築でき、さらに処理速度も速くできる。さらに「改ざんのないデータを共有する」基礎技術であるため、中央銀行など当局による取引の承認や記録が必要なくなるとの指摘がある。不動産の登記簿や戸籍など、社会インフラを支える新たな情報システムを実現できる可能性があり「インターネット以来の発明」とも呼ばれる。

▽…世界の金融大手が40行以上集まってブロックチェーンの共同開発を進めているほか、数多くの業種で実証実験が始まっている。国内では業界団体「日本ブロックチェーン協会」(東京・港)が立ち上がるなど活用に向けた動きが出ている。

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