藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

すぐには終わらない仕事のこと。

*[次の世代に]浪費をやめよう
毎度、例の「緊急度と優先度」のお話ではありますが。
つくづく「ちゃかちゃかやる仕事」と「深〜く考える仕事」のことが気にかかる年になった。
毎日、家事をこなすように「さしたる頭も使わず」する仕事。
楽だし目に見えて片付いていくから、達成感もあったりするけど。
"時間"って若い人には莫大にあるし、年寄りには残りが見えている。
けれども若い人も「一度には使えないところ」が最大の特徴だ。
使い方は万人に平等。時間は一定に過ぎてゆく。
年寄りは「持ち球」が少ないだけのことなのだ。
時間が等しく過ぎていくから、年寄りだけが「残り少ない」ことをリアルに感じ取る。
 
まだ十代で「私の残り時間は70年ほどしかありませんので」という奴がいたら、その彼は老人であろう。
だから優先度の高いことに費やす時間を、若い人ほど増やすことが大事だ。
茫漠としていても、将来のこととか、自分の興味の向くこととか、あるいはそれを見つけるための試行錯誤とか。
 
ゲームやSNSでどんどん時間を消費してはあまりに勿体無い。
ニュースもそんなに見なくていい。
カフェでも居酒屋でも散歩しながらでも。
自分のことや将来のことや、世界の出来事について「深く、深ーく、そればかり」考える時間を作るようにしてみてはどうだろうか。
これって案外、ゲームのようで面白いと思うのだが。