*[次の世代に]おもしろき仕事を。
どんな仕事にも意味がある。
つまりその仕事から得られるものはあるのだ、とよく言われた。
どんな労働にも学ぶべきものはある。
けれどそんなポジティブワードは今の若者には通じない。
「何かを見つける」のではなく「何が見つかるか」を分かりやすく。
今のスマホ世代は「そういうスピード感」を求めていると思う。
その代わり彼らはベタベタしていない。
一旦採用したら、会社にもたれ掛かって雇用リスクになる、という発想はあまり的確ではないだろう。
そして面白いことに出会えたら熱中する。
それこそ給料がどうとか休みがどうとかではない。
若者の熱意はそんなところにただ隠れているだけに違いない。
下積みがあってこそ一人前に、という世代はそろそろ退場してゆく時代だ。
大企業はともかく、中小企業から「自社の仕事の中身を考える時代」にいよいよ突入していると思う。