藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

覚醒

*[次の世代に]もう騙されないで。

日本もいよいよ初任給とかベアアップ、などという「これまでの当たり前」が変わり出したらしい。

とはいっても戦後日本の誇る「年功序列・終身雇用」から軽く半世紀、いや75年が経っている。

ここまで凄まじく"同調力"の高い日本人がこれからの「個別化の時代」にどう対応していくのだろうか。

という大きなテーマが気にかかる。

逆の同調圧力で、今度は「絶対に大企業に入らない」なんてみんながいい出す日がくるかもしれない。

実は大企業はそれはそれですごいのだけれど、「それ」が自己目的化しているからタチが悪いのだ。

 

それにしても成功体験とか固定観念というのは恐ろしい。

ヒトラーではないがあっという間に洗脳されて加担したり、逆に瞬時に目が醒めて反対の方向に向いたりするのが自分たちだ。

若者は昭和の"製造業の誇り"がまだ捨て切れていない大人たち、に惑わされてはいけない。

大事なのは初任給や休日の数ではない。

「何のための仕事を選ぶのか」を中心に考えねばならない。