藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

最高の術

*[次の世代に]全てを学びに変える。
昨年、田坂広志さんの著書に出会ってから。何かマイナスのことがあると「この出来事は自分に何を課そうとしているのか」と反射的に思うようになった。
で、これ「反射的に」考えるようになると相当強力である。
何か起こった事実について「反感情的な反応」が起こらなくなるのである。
例えば受注に失敗したプロジェクトは、「果たして自分に何を示唆していたのか」。
友人関係のトラブルが起きたら「果たしてこの出来事は自分に何を知らしめようとしているのか」と"反射的に"思うのである。
 
だから家族と喧嘩しても、彼女と諍いがあっても、体に故障が起きても全部「果たして…」の理屈が発動する。
だから「悔しい」とか「恨み」とか「後悔」という感情が表出しない。
さらっと書いたけど、結構これはすごいことで人の「内面の持つ葛藤」のようなものをあっさりと流してしまうのである。
 
新型コロナウイルスを巡って、誰が悪いのかとか、誰がどう対処すべきなのか、という議論が盛んだが「この試練は自分たちに何をもたらすのか」を考える機会でもある。
隔離やテレワークが良策なのか。
そもそもの自分たちの働く様子は効率的だったのか。
今後も疫病や災害が起きた時に、自分たちは仕事をどのように捉え、またどんな生活スタイルを準備しておけばいいのか。
今回の騒動もそんなことを自分たちに示唆していると思う。
"事実を自分の肥やしにする"のは最高の学びの術ではないだろうか。
 
ソニー富士通、テレワーク拡充 新型肺炎リスクを軽減
 
ソニーは18日、新型コロナウイルスによる肺炎の国内での感染拡大を受け、テレワークや時差通勤を推奨する通知を従業員に出した。同社は終日テレワークを利用できる日を月10日までとしていたが、上限を撤廃した。試用期間の従業員もテレワークを活用できるようにする。富士通もテレワーク利用を広げる。
 
ソニーは勤務時間を柔軟に変えられるフレックスタイム制度で、社員が勤務しなければならないコアタイムを短縮。従来は午前9時半~午後3時半だったが、正午~午後3時半に改める。朝の通勤ラッシュ時を回避してもらい、新型肺炎の感染リスクを減らす。
 
ソニー本社のほか、AV(音響・映像)機器やカメラ、スマートフォン半導体などの事業会社が対象。営業や開発設計、総務など幅広い職種の従業員の利用を見込む。
 
富士通新型肺炎の対策として、妊娠中または基礎疾患を持つ従業員が出社せずに終日テレワークで業務に従事できる回数の制限を撤廃した。同社は終日テレワークで業務に従事できる回数の上限を、1週間に2回、1カ月に8回までと定めていた。
 
東芝も18日、すべての子会社に在宅勤務制度を導入するように要請した。導入済みの子会社では資格や日数などの利用条件をなくす。対面や移動を伴う会議をテレビ会議や電話で代替することや、社内外のイベントや会食などを可能な限り延期や中止することも指示した。