藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

リテラシ

*[次の世代に]一番多い話。

長年、法律相談を見てきて思うのは、つくづく「経済の恐さ」である。

世の中を普通に見ていてはあまり気付かない。

けれど反対の「普通じゃない側」から見てみるといかに「お金のトラブル」がこの世に溢れているかと言うことに改めて戦慄する。

自分たちは、ほとんど経済に支配されているといってもいいだろう。

そして思う。

これは教育に原因があるのではないか? と。

親が子にでも。

学校の義務教育にでも。

はっきりと「お金について」と習ったことはない。

さらには「法律について」も。(これは習ったけど忘れてるのかも)

そして民法と刑法があり、身近な民法には財産法と家族法があり…てこれもほとんど「お金がらみの話」でありそうだ。

借金とか金利とか契約とか投資とか税金とか。

世の中、お金がすべてではないはずだが、お金の話を抜きにしてはできない話題も実に多いのに。

いきなり"老後の資金"の話だけするのではなく、また「他人の保証人にはなるな」とか諺めいたことでもなく。

特に"社会人になる直前"に集中した教育が必要だと思う。

お金を稼がない中学生に、いくら説明しても実感がないのは当然のことではないだろうか。