藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

雑種志向

*[次の世代に]異物好み。

今日で57歳になったが、精神的にはさほど成熟しなくとも分かることはあった。

体の老いについては、実は言うほどではなく、成人病などに注意していればそれほど騒ぐことでもない。

血糖値や尿酸値やヘモグロビンやγ-gptが…と言うのは普段の注意の問題で、健康診断の時だけ騒ぐから慌てるのに違いない。

要は普段の心がけだと思う。

 

それよりは精神的な「異物について」。

純血種をサラブレッドなどと言うが、由緒ある血族とか組織ほど「純血」にこだわる傾向がある。

そしてそのこだわりは「次の時代の変化」への適応を拒む。

 多分「純血を守る」というパワーは「異種と交わって強くなる」と言うこととは相反する関係なのだろう。

 

そして、往々にして残ってゆくのは「異種混血」で強さ備えた"雑種"だ。

自分の生きる家族や組織が「純血」であればあるほど「異物」への関心を持つようにした方がいいだろう。

 

どれほど「異物と触れ合うか」こそがその個体の強さを決めていくような気がする。

そういえば「異種格闘技」がいつも面白いのは昔からの定番だ。

自分たちは長いことかけて「案外同じようなこと」をしているらしい。