藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

環境を変える(1)ー逆境や異物ー

*[次の世代に]異物に触れること。

例えばお見舞いに病院や施設を訪問して、健康が重要なことに改めて気づかされることがある。
また途上国に行って、インフラや経済と言うものがいかに貧困と関わっているのかを目の当たりにしたこともあった。
普通に日本で暮らしていると、自分の境遇について根本的に考えることはまずない。

よく海外留学は必要だといわれるが、理由は自分と違うものに直に触れ、肌で感じて「自分とのギャップ」を考えるからだろう。

つまり異物に触れることが"感覚を呼び起こす"ってことだ。

だから見知らぬ居酒屋を探す、というのもこれの一種といえる。(疑)

それはともかく。

異業種交流とか、世代間の交流とか、なんでも「異質なものに触れる機会」を意識的に作っていかないと、自分のセンスはどんどん内向きになってしまう。

で、それが「老化」ってことじゃないだろうか。

「異物」に触れると違和感を感じて、どこか気味が悪い感じがする。

だから異物に触れないでいると安定して心地いいけれど、一方あまり考えなくなる。

 

いつでも「柔軟な感覚」を持つには、定期的に異物に触れて「新しい感覚」を呼び醒ますことが必要なのだと思う。