*[次の世代に]本音で話そう。
ちょっと前に「就職したい会社ランキング」が30年前と少しも変わっていない、ということを書いたけれど、反対の「この会社に入ってよかった」ランキングというのを見つけた。
これですよこれ。
これから就職とか転職する人は「こういう調査」にこそアンテナを張るべきだと思う。
ゆめゆめ学生の「就職人気企業ランキング」には惑わされませんように。
あれは"昭和の大人たちの亡霊"だから。
そしてそのランキングはとても面白い。
1位にIT企業のグーグル、2位にベイン・アンド・カンパニー・ジャパン、3位にソフトウエアのサイボウズ、4位にマンション開発のコスモスイニシア、5位にソフトウエアのアシスト、同率の6位にクラウド名刺管理サービスのSansanと、インターネットメディア事業のキュービック、8位にコンサルティングのマッキンゼー・アンド・カンパニー、9位にITコンサルティング・システムのJSOL、10位にITソリューションの電通国際情報サービスという結果になった。
日本国内のランキングとはいえ、Googleはいるし、サイボウズが3位。その後も「ソフトウェアサービス系」の企業が続く。
4位のコスモイニシアは、単なる不動産屋ではなく、本来の「デベロッパー的な付加価値」を出せている会社なのではないだろうか。
『ここの入ったらカッコいいんじゃないの』ではなく『ここに入ってよかった』という場所。
この差は天と地ほど違う。
今働いている「大人たちの役割」は、過去の自分たちに見栄を張ることではなく、「自分たちのリアル」を後世に伝えることである。
あらゆる業界、業種の大人たちへ。