藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

同時の夢見

*[次の世代に]天国と地獄を同時に感じる。
星野リゾートの社長が社員に「倒産確率」を発表しているという。

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社員向けの「倒産確率」の発表

経営者が一番考えたくないことを進んで話題にするのはなかなかできることではない。
自分は、これまで何度も「銀行から資金不足と連絡が…」という夢を見て冷や汗をかいたことがあるが、あれほどの悪夢はない。

それにしてもだ。
どんなに優良な会社だって「倒産確率ゼロ」ということはないはずで、逆に言えば「ある程度はアブない」という状態は、結構な割合になるのではないだろうか。(汗)

あまり考えたくないが、常に「倒産へのシナリオ」を、シミュレーションしておくくらいの慎重さが必要なのだという気もする。

そして、同じくらい「成功のイメージを描く」ことは重要なのではないだろうか。
"理想無くして実現なし"というわけで、「大きな成功の姿」を常に想像できる能力も「倒産へのシナリオ」を考えるのと同じくらい必要なことだと思う。

つまり「最悪」と「最良」を同時に想像しながら歩を進める、ということが求められるのだと思う。
そのバランスを崩すと、一気にどちらかに傾いてしまいそうだ。

ひょっとして一番大事なのは"バランス感覚"ということなのかもしれない。