藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

時間の意識

*[次の世代に]自粛の効用。

今年のゴールデンウィークも過ぎてしまったが、思い返すとこれまでとは少し違う印象がした。

コロナがなかったそれまでのように「どこへ旅行しようか」「どこへ帰省しようか」という空気ではなくなった。

しかも世界的に「ともかく、はしゃぐな」

と言われた休日は戦後あまりなかったのではないだろうか。

 

そして自分たちは周囲に愚痴を言いながらも、なんとなくの連休を過ごした。

このコロナのおかげで、改めて「自分の時間の使い方」を真正面に考えることになった人は多いのではないだろうか。

 

遊びに行く、とか趣味の人たちと集まるとか、ただ飲みに行くとか。

そんな行為が丸ごとできなくなった。

休日とか夜の時間帯を「なんとなく」過ごすことがしにくい。

 これまで、なかば惰性で過ごしてきた時間を「自分の意思で」過ごす機会が今回だったのだ。

"なんとなく過ごす術"がなくなってしまったので、ようやく「自分が自分の時間の使い方」を真面目に考えることになったと思う。

 

そしてこの習慣はコロナが終わっても使えそうだ。

毎週末や平日の夜とか。

「だらだらしないで自分のやりたいことに時間を使う」ということをコロナが自分たちに知らしめた、と思うのは自分だけだろうか。

ただ時間を過ごしてしまう、というのは思えば怖いことなのだと思う。