藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

遺伝的

*[次の世代に]そもそも保守。

人材紹介の仕事をしていて思うのは、つくづく日本の会社は「閉鎖的だなぁ」ということである。

分野違いや外国籍、少し年齢の高いシニアに対してのハードルが驚くほど高い。

実にもったいないと思う。
特にメーカーに長くいたベテランや、インドや中国の工科大などを卒業した人の活躍先は、本当にないものだろうか。

少子化、高齢化と問題ばかりは喧伝されるが、大事な対策については穴が空いているような気がして仕方ない。
これってビジネスチャンスだと思うのだが。

 

ただもう少し穿ってみると、日本の会社の「心の底」が見えてくるようだ。

それは

 実は「本気で国際化しよう」なんて考えていないんじゃないか?、ということだ。

 新卒の採用にしても、外国人やシニアにしても全部「自分たち中心」に見える。

つまり「既存」を脅かすものについては「排除」が先に立つ。

「異分子」を好まない。

そして何より「自分の立場」を優先する。

 

リスクを取るかどうかは「ポイントのプラスとマイナス」で判断するから、「大してプラスを望めないこと」はスルーするのが当然なのだ。

 

大企業のトップから現場までがそんな具合だから、「"イノベーション"とかいうことにまるで近づかない」ように見える。

 

自分でそんな「日本体質」をブレイクする仕事ができればいいと思っています。