*[次の世代に]熟成してきた。
社会人になって驚いたことの一つは「お金持ち」のことだ。
世の中にそんなに沢山いるのは知らなかったし、また「金持ち特有の性質」があるのにも驚いた。
「事業意欲を膨らませてさらに事業を広げる人」とか、
「さらにシェアを取って、ひたすらお金を目指す人」とか、
「飛行機や大豪邸を買って、そこで暮らす人」とか。
家にゴルフ練習場がある暮らし、というのはどんな気分なのだろう。
それはともかく。
昭和の"成功者"と言われる人たちにはそんな「偏った傾向」が強い。
いわゆる成金ぽい人とか、ワーカホリックな感じの人たちだ。
24時間仕事に打ち込む、というのは昭和では美徳だった。
令和の今はガラッと変わって、中心は「ほどほど」を指向する人たちのようだ。
こういう傾向が文化の"熟成"ということなのだと思う。
成長率とか、少子化がどう、とか大人たちは騒いでいるが、根本的な方向はまるで示されていないと思う。
どうやって先延ばしするか?というのは解決策ではない。
少子化はなぜ問題なのか。(問題ではないかも)
高齢化や医療、福祉の費用については、どこまでを限界とするのか。
憲法や選挙のシステムはこのままでいいのか。
学者や若い人を中心にそんな議論をすべきだと思う。
そういうことを考える政治家に出てきてもらいたいものだ。