藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

革命前夜

*[ウェブ進化論]神話のゆらぎ。

都心のオフィスに久しぶりに行ってみると、その閑散ぶりに改めて驚いた。

大手町のビル街は次々に巨大ビルがオープンしていて、低層フロアの飲食店は休業か撤退していることろが目立つ。

聞けば日本の人口は減っているらしいのに、そして高齢者は増えているらしいのに、「なぜこんなにデカいものを」と誰も言い出さなかったのが嘘のようである。

 

お金持ちも大企業も「我こそは」と言わんばかりの巨大ビル群を眺めていると、「最後の昭和の砦」のように見えてきた。

そうした"シンボリックな本社ビル"が会社のプライドを高め、権威の象徴だったのだ。

まさに"昭和って感じ"と今の若者は言うだろう。

そして昭和の自分は「わっはー。いつかこんな街に通勤してみたいものだ」と思っていたがついにその日は来なかった。(苦笑)

 

今の巨大ビルは、早々に他の目的に利用されていくのだと思うけれど、"疫病とテクノロジー"が「これまでの価値観を突き崩す」のなら、これこそまさに革命だ。

 

『『本当の革命はこれから始まる。』