藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

本当の楽しみ(3)

*[次の世代に]自由の苦しみ。

もう義務教育偏重を止めて、学びたいこととか、職業とか「やりたいことシフト」の時代が到来している。

多分山間の景色のように、一気に周囲の空気が変わるだろうと予想している。

いにしえの"みんなで轡(くつわ)を並べて手本を追う時代"は終わるだろう。

変わって登場するのは「個性」とか「志向」の時代だと思う。

これはこれで、結構大変。

これまでみたいに「先輩」とか「ライバル」を真似ていく、というのとは根本的に違うから。

あなたは何をしたいのか。

何が価値観なのか。 

がシンプルに問われることになるだろう。

ようやく自己責任の時代のおとずれ、だとも思う。

 

腕の立つ料理人は、しばしば「料理は引き算」と言う。

ゴテゴテと手を入れずに素材を活かす、というようなことだが、

昭和の価値観が「足し算の尺度」だとすれば、これからは「引き算の生き方」の時代になるのだろう。

 

自分が本当にやりたいことを考えて、日々試行錯誤しながら生きていくのはなかなか大変なことだと思うけれど、それって「自分で楽しんでいいんだよ」と言われているようなものでもある。

 

"究極の自由"を楽しむ気分になれると、怖くはない。