藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

予知の練習

*[次の世代に]嗅覚を磨く。

友人や仕事仲間から「実はこういうことを始めようと思うんだけど…」とか「今度転職する会社のことなんだが…」などという相談があると、その先の将来についてイメージが思い浮かぶことが多い。

スタートの資金はこのくらいは要るし、販路の開拓には3-4ヶ月は必要で、ランニングと入金を考えると運転資金はこのくらい…

でうまくいけば資金の回収には5-6年、けれど競合のリスクは結構高そうだからどうするか…

と割合いくつかの要点を抑えて考えてみれば、事業の輪郭は見えてくるものだと思う。

 

ところが。

ところがところがだ。

自分はこれまで小さいサービスも含めて20-30くらいは新しいことを手掛けてきたが、

「なんとかなるか、ならないか」の見当がボンヤリでもイメージ湧き出したのは、ここ一、二年のことである。(嘆)

 

つまりこれまでで、最初の一歩を踏み出した時に、その先の「リスクとか難所」についてはほとんど見えていなかったと思う。

「ともかくやりたい衝動」が強かったのだ。

おかげで勝率としてはかなりの負け越しだが、ようやく最近は少し「匂い」が分かるようになってきた気がしている。

 

若い人は起業したり、転職したりする時には「そうした嗅覚を意識すること」で先々を見通す力が、どんどん養われるのではないだろうか。

鼻を効かせてみよう。