藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

年齢の気づき

*[次の世代に]夢の国を見て。

昨年、何十年かぶりにディズニーシーに遊びに行ったのだが、あまりの自分の感覚の変化に驚いた。

楽しめない、昔のようには。

以前は「その空間にいること」が素直にウキウキできていたのに。

 

「このアトラクションには一体いくらくらいの建造費がかかっているのだろう?(調べてみたら300億とか500億とか桁外れで驚いた)」とか「それぞれの催しの採算性はどんなものだろうか?」とか「新しい施設ができると聞いたが、一体どんな企画書を書けば採用されるのだろう?」とか「企画に反対する意見にはどのように対処するのだろう」とか、「夢の国の経済の疑問」がただただ浮かんできた。

 またこうした遊興施設の場合は「お客さんの満足度を最大に上げるポイントはどこか」「行列は長くない方がいいはずだが、許される限界はどのあたりだろう」とか、恐らくその裏側では非常に精緻な分析がされているだろうことも感じられ、改めて「優れたビジネスとしての夢の国」に感心してしまった。

 

そして園内の施設やお客さんたちを眺めていると、「大体物語のテーマの起承転結は似ていて、ハッピーエンドである」とか「必ず起こる辛いことが、後の"さらなる開けた未来"への布石になっている」というようなことが妙に目についた。

そして。

「それを素直に喜ぶ夢の国の人々」を見ていると、なんとなく「リアルの自分の生きている世界」もそれほど捨てたものじゃない、と思えてきたのである。

 

久しぶりに海外旅行くらいの体験がありました。