藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

変える意識

*[次の世代に]どこかを変える。

顔で笑って心で泣いて、はフーテンの寅さんの常套句だが、実際にはとても実用的な意味があると思っている。

まあどんな時でも「陽気を装うすべ」とでもいうか。

それで重要なことに気づく。

「装い」がそのうち習慣に変わるのだ。

意識が変われば→態度→行動→習慣→人格→運命までが変わるという「サイクルの教え」があるが、

逆に「運命の側から始まる逆方向の循環」もあるのではないかと思う。

何かの思わぬ運命の悪戯に巻き込まれて「立場が人を作る」ようなことかもしれない。

よく王様と町の物乞いが入れ替わる、というような設定の物語みたいな感じだ。

 

例えば、親に親に反抗ばかりしていた人が、自分が親になった途端に意識が変わる、なんていうことはよくある話だ。

つまり何かのきっかけで「意識とか運命などのどれか」が変わると、いろんな変化を呼び起こしうる、ということで(もちろん悪い変化もあるが)意識して「よし、ここを変えてみよう」というチャレンジは、案外面白いものを自分にもたらしてくれるかもしれない。