藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

理論兼実践

*[七つの習慣]七つの習慣のひみつ。

この本に出会って早いもので30年が経つが、手元に置いていていまだに気づかされることが多い。

完訳 7つの習慣 人格主義の回復: Powerful Lessons in Personal Change

不思議に思って考えてみると、理由は「作者の言っていることは変わらない。つまり自分の考えが変わってるってこと」だった。

つまり「受け手の理解力とか感性が変化している」ということだと思う。

不滅のベストセラーになり、今でも世界中で多くのコーチが職業や年齢を問わずに指導している、というのも頷ける。

 

今にしてはっきりと感じるのは"それぞれの習慣"を「完全に使いこなすには技術がいる」ということだ。

例えば「主体性を発揮する」という第一の習慣は一見簡単そうにみえる。

けれど誰(自分)に対し、なぜ(良心を根拠に)、何を(影響の輪)選択するのか

"間違った階段"をす早く登っても、誤った場所に早く着くだけ…

いろんな文章が、今思えばいちいち納得できるが、30年前は「ただ通り過ぎていたなぁ」という部分がとても多い。

 「相手の立場が理解できた途端に、その見方が180°変わる」ということも最近よく感じるようになった。

今こうして書いてみて分かったのは7つの習慣には「理解できる」部分と「実感できる」部分の差があるということのようだ。

理屈は分かった、というのと「その習慣を実践している」というのでは1か0かくらいの違いがあるのだと感じる。

この本は"概念の書物"であると同時に"実務書"でもある。

 

まだまだ実務が足りていないことも分かった。