藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

脳にさせる仕事(1)

*[七つの習慣]意識の工夫。
先日ジムのベテラントレーナーから教えてもらった話から。
話題はウォーキングのことだった。
「ただぶらぶらと歩く」のと、「意識して、少し早歩きをする」のと、さらに「歩いている最中に背筋を伸ばして胸を張りながら歩く」のと、そしてさらに「腹を内側にへこませながらお尻の筋肉を意識して歩く」のとでは運動の効果がまったく変わってくる、とのことだった。
意識して「早く、背筋と胸を張り、腹を凹ませ、お尻を張って」って一体いくつ考えながら歩くのよ、と困惑した顔をしていたら、彼はニヤリとして「同時にそんなに色々と考えられないって思いますよね? だから「習慣化」するんです」との一言。
なるほど。
「だから習慣化」かぁ…
一連の"ひと纏まりの運動"のためには「一つづつ意識して定着」させ、"意識せずにできるまで"練習をする。
筋トレもまったく同様とのことで、「その筋肉を意識して鍛える」のとそうじゃないのとでは全然効果が違うとのこと。
ん?!
これは「体の使い方のはなし」だが。
"七つの習慣"は頭の使い方の話だ。
(目からウロコ)
どちらも全く同じことを意味しているのだと気がついた。

「意識せずにできること」こそが"習慣"と呼べるものなのだ。

(つづく)