藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

あえて共感を作る

*[ウェブ進化論]共感が入り口。
例えば初対面の人と話をしていて、お互いに共通の知り合いがいる分かると、やおらその知り合いの共通点を探し、お互いに接点を探そうとしたりする。
共感できる「何か」があれば、
一気に初対面の距離が縮まったような空気が生まれるのだ。
恐らく「お互いが理解し合う一定の時間」がショートカットされるのだろう。
たとえば、それが自分の出身地とか出身の地方でも同じようなことが起きたりする。
出身地や出身校などが同じだと「秋田ですか」「慶應ですか」という具合だ。
 
さらに話上手な人だと「そうですか、青森出身ですかぁ。私は熊本なんで多分(お互いに知らない)美味しい食べ物をご存知でしょうね!」などと共通点がなくても見事に会話を繋げてゆく。
(ちなみに日本史に強い自分の先輩は、どこの県の人と会っても"戦国時代の話"に変換し、お互いの関わりについて説明ができる。ちなみに"三国志"でもできるらしいが、それでは相手が理解できないことが多いらしい)
 
この話題は「我々は同じ人類だから」というふうに展開することはまったくなくて、地域とか人種とか、国とか出身校とか「自分たちの所属カテゴリー」が認識できるとお互いの感情が共振し、そういう感情が働くようだ。
自分たちはそうして「共感作り」が上手くできれば、相当いろんな人と仲良くできるのではないだろうか。
スマホがそんな「共感ツール」になる日もそう遠くないだろう。
 
ついには"人種の差"も超えられるかもしれない。