*[ウェブ進化論]大筋、予測の間違いは多い。
今年はIT人材が不足している、という報道がとても多かった。
日経より。
こうした部門の中に「ITポテンシャル」を持った人たちがいるというのだが、結局はようやく日本の企業の中でも「本格的なIT化が進み始めた」ということだと思う。
これまでは「徹底的にIT化に抵抗して自分の仕事を囲い込んでいた人たち」がいよいよ白旗を上げたということだ。(というか「そろそろやるか」という感じ)
それほど自分たち日本人は「変化とか合理化を嫌う性質がある」ということを覚えておいてもらいたいと思う。
どこまでも「呑気」だし、またそれがいい意味の特徴でもあるのだろう。
そしてまた、日本人に注意が必要なのは「政府やシンクタンクが出す無責任な見通し」についてだ。
経済産業省は30年には日本でIT人材が45万人不足すると予測する。
こういう予測を鵜呑みにして自分の行動を決めないほうがいい。
自分の知る限り、政府の発表するこうした予測統計は、この50年間悉く外れている。
30年前に「プログラマー不要説」とか「プログラマー35歳定年説」というのがまかり通っていたのを忘れてはならない。(当時のプログラマーは慄いていたものだ)
むしろ「今の今の大人たちが言っている事は「今現在の感情表現」であって、何ら正しい未来予測ではない」ということを知っておいてもらいたい。
自分の将来は、自分で感じて決めたほうがずっといい。