藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

過渡期の混乱(3)

*[ウェブ進化論]仕事の成分表。

昨日「人間の仕事のほとんどの部分(8割がた)が置き換わる日は割と近いだろう」と書いた。

それは自分の仕事を棚卸しして見直してみた正直な感想である。

例えば日常には

「マーケットの調査をして、先行企業を研究し、ビジネスモデルのリアリティを検討して、さらに別の新しいアイデアの可能性をも吟味して、ついには新規投資をするか否かの決断をする」

というような場面はそうそうない。

 

というか自分はコンサルタントではないので、そういう「市場調査やビジネスモデルについて」ばかり考えるのではなく「やることが決まったら実行する」の"実行側"の人間である。

そしてその「実行の中身」なのだが、これが「ホウレンソウ」とか「サービスの説明」とか「スケジュールの問い合わせ」「値段や納期などの条件のすり合わせ」のカタマリだということに気がついたのである。

ロボットではなく「"人間である自分が言うからこそ"相手が納得してくれる」ことなどなにもない。

むしろいい加減な回答をして叱られることも多い。(嘆)

 

昨日も書いたけれど、「その場その場で臨機応変に回答しているつもり」の中身はほとんどが"Q&A集"で対応できるものである。

というかコンピュータが分析すれば「先ほどの会話の最後にはこういう話題を入れたらもっと商機が広がりますよ」というアドバイスは簡単にできる時代になると思う。

 

そう考えるとちょっと絶句してしまう。

「あるレベル以上の自動化」が迫っている今、あらゆる仕事で"8割の自動化"が進むだろう。

 

自分の仕事の成分を点検しておく必要があると思う。