藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

生前総括

*[ウェブ進化論]墓で自分を振り返る。

昨日まで「自分の墓碑に刻む言葉を考えませんか?」ということを書いていたが、結局は長いようで短い自分の一生で「一体何をしてきたのか」というのは自分自身にとって一番関心のある話になるのではないだろうか。

いろんなエピソードや伝説があったり、政治家の生涯のように賛否両論もあると思うが、

自分が生きてきた一生を「最後にどんな言葉で総括するのか」というのは、今できる"究極のおまとめ法"ではないだろうか。

 

若い人はその墓碑に刻む文字はこれからいくらでも作れるし、50代・60代ならこのままの惰性で変わらないかもしれない。

 

いずれにしても墓碑に文字は残る。

少なくとも自分の心の中では、最後に必ず振り返ることになるだろう。

 

何もカーネギーほどかっこいいタイトルでなくていい。

"学校を出て定職につき、家庭を持って静かに夫婦で暮らした男、ここに眠る"

とか

"生涯独身でボランティアに献身し、介護施設で生涯をとじた女、ここに眠る"でもいい。

何も特別である必要はない。

そして自分の没後に果たしてそんなものが要るのかどうかということも疑わしい。(多分いらない)

大事なのは「生きているうちに自分の生涯を考えること」なのだ。

 

そして納得してその道に進むのなら大いに結構。

それなら迎える最期は、年齢にかかわらず大往生ではないだろうか。