藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

改めて生産性(1)

*[ウェブ進化論]安易にならないで。

経済学者のシュンペーター「成長の本資質は人口増などの与件(与えられたままのもの)ではなく、経済活動内部で起こる革新である」と説いた、ということが日経に書いてあった。

偉い先生も言っているのだ。

つまり反対に言うと「人口を増やしておけば、あまり生産性がどうの、と難しいことを言わなくてもそこそこ成長ってするもんだ」と多くの人(特に政治家)が言っているように聞こえるのは自分だけだろうか。

 

記事ではGDP優等生のルクセンブルグが「DX人材などの教育不足」で生産性の伸びがマイナスになっている、と指摘しているが(日本もマイナス三番手につけている)、コロナ騒動でようやくテレワークが浸透してもまだまだ無駄はなくなっていないと思う。

 

ジェフ・ベゾスは「10年後も官僚の仕事は変わらないだろう」と喝破しているらしいが、お役所や政治家が変えてくれるのを待ってもまあ永遠に変わらなそうである。

 

ならば「自分の仕事くらいは自分で」見直していかねばならぬ。

還暦を前に、どんどん年をとっている意識が強くなるので、ますますそう思う。

 

自分のしていることってなんなのか。

仕事にせよプライベートにせよ、いや"そういう分け方"がもう古い。

何にせよ「今やっているこれって本当に必要か?」とか「じゃあ誰のお役に立っているのよ?」とかを毎日考えている。

 

そうすると結構な怖い事実が見えてくるのだ。

(つづく)