*[次の世代に]過去を作る。
「俺の人生って何やろう?」というのはまだこれからできるいい話。
で「俺の人生って何やったんやろ?」は自分の人生を総括する恐ろしい回想である。
自分の過去にああだこうだと解釈や説明を加え、物語に仕立てても過去は過去だ。
ということは、若い人は「どんなだった過去」にしたいか、ということを今から考えれば良いってことだ。
それも出来るだけシンプルな表現にしたい。
そして表現としては「〇〇を楽しんだ」という風にしよう。
「〇〇に失敗し」というのも構わない。
「その後に…」と続きを綴ればいいから。
自分はよく「20年くらいの幅」で過去を振り返ることがあるのだが、そのくらいの単位で「何をしていたの?」と見てみると実に単純だ。
日々のミクロを見てみれば山も谷も沼地もあって、何か「懸命に生きている」と思いたいが「うんと遠くから見てみれば」そんな凸凹よりももっと大きなテーマが見えてくる。
そして過去は変えられないし、消せもしないが「過去を受けての未来」は自分次第だ。
自分の場合、最初の20年、次の20年に色々と反省はあり、そしてその次の20年ももうすぐ過ぎつつある。
そして最後の20年のことをつい考えている。