藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

〆切考(1)

*[ウェブ進化論]相棒を探す。

〆切、と聞いて一番心がキュンとくるのはなんといっても夏休みの宿題だろう。

どこが夏休みの友やねん、と思っていた。

学生ながら社会人の締め切りの比ではない重圧があったと思う。

しかもそれは小学生から高校までの間、ずーっと毎年のことだった。

 

そして、あれこそが自分たちの本質を表しているのではないかと思うのだ。

自分たちは目の前に「大きな自由時間がある」と嬉しくてたまらない。

そしてその自由の前に、日々の練習のことなどはきれいに忘れ去ってしまう。

そのツケがすぐ一月後にはやってくると言うのにもかかわらず…

 

まるで子供の習性そのままである。

そしてそんな本質はもちろん社会人になってからもあまり変わらない。

働きながらも、あたかも「夏休みの課題が自らに課されている」かのごとく勤勉で何かに打ち込む人はとても少ないと思う。

社会での仕事というのはそれだけ厳しく大変なものなのだ、とも言えるけれど

「本業以外にも何かのテーマを自分で選び、それを粛々とこなす」ということを習慣にできれば、自分がより多様化できていくのではないだろうか。

 

そしてそれは仕事的な義務感を伴うものではなく、選択するのはすべて自分の自由で選び取れるものなのだ。

 

あの毎年与えられていた"夏休みの友"は、これからは自分でなんでも決めていい。

自分の相棒を決めることを考えてはどうだろうか。