藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

場数の意味

*[ウェブ進化論]本番の数。

宮本武蔵は生涯で60回の果たし合いをしたという。

これ本番稽古ではなく、まあ命の取り合いだから冗談ではない。

アントニオ猪木どころの話ではないのだ。

それで無敗だというから驚くしかないが、それはともかく。

 

先日有名な舞台俳優が、演技の秘訣を聞かれて「稽古も、また日常も「毎日が本番だと思って臨んでいます」」という発言があった。

毎日が本番。

そう「場数」という。

"上達とそれ以外(平凡)"の差は、ひょっとしてこの「場数の差」だけのものなのではないだろうか。

"天賦の才能"を持つ人の話はよく聞くけれど「本番の経験なしで頂点に立った」という話はゼロである。

 

つまり「あらゆる習い事、芸事、ビジネス、人付き合い、スポーツなど」は、まず『場数を踏む』ということを最重視すべきではないだろうか。

基礎練習も大事だし、上達の理屈を勉強することも有効だと思う。

けれど練習より「本番の経験がもたらすもの」ははるかに大きい。

 

「練習を練習だから」と思ってやるのと、本気で「これが本番」と思うのでは得られる成果が相当違う、ということではないだろうか。

 

これからはそんなつもりで練習を本番にしたいと思っています。

そういえばプレゼンとかは、毎回本番です。