*[ウェブ進化論]日常すら本番。
昨日「本番の場数」こそが上達の秘訣、と書いた。
ところで先日、有名音大出身のあるトップ女優さんに会う機会があり「普段のスナップ写真でもポーズが綺麗ですね」と話かけたところ、
「毎日、普段も演技とか撮影のつもりで過ごしています」とのことだった。
つまりプライベートでコンビニに行っていても、家の中で家族と過ごしていても「気を抜かない」ということらしい。
家の中でくらい、誰もいないならダラーっとしたくないですか? と聞いて見たらニッコリ笑顔で「常に撮影されている、と思うようにしています」とのこと。
常に撮影て。
ちょっとしたハラスメントにも思えるくらいだが、そういえば武道の師範代などは、風呂に入ろうと、酒を飲もうと、さらには寝ていてもあまりダラっとはしていない。
お茶の先生とかもそうだろう。
みんな"ある道"を極めるためには、もう日常生活をすべて「そっち」へと振り向けているということだ。
「仕事モード」とか「OnとOff」というようなものではなく、全力モードでその道へのめり込む。
いや、のめり込むというよりは「メンタリティをその道に合わせる」という感じだろうか。
(そういえばお笑い芸人の稽古風景はとても厳しい空気である)
場数を踏む、ということと同様に「常に高いメンタル」というのもその道を極めるのには必要なのだ。