藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

まったく新しいこれから

*[ウェブ進化論]過去にはないことを想う。

賢者は歴史に学ぶ、というがその学び方にもいろいろありそうだ。

この2冊を何度か読むうちに、自分たちは「ほんの五千年の自分たち」の歴史だということがイメージできるようになった。

やはり「抽象化と本筋の理解」というのは実に重要なことだと思う。

今の自分たちと変わらぬ新人類たちが出てきてまだ4万年。

そして文字を操り、鉄器を作ったりするのはここ5000年のことだという。

さらに銃を発明して争いが激化したのはここ7-800年。

 

そうしてみるとまだここ数百年の領土争いとか、先進国の侵略とかいうのは「ほんの最近の出来事」であり、まだこれからどうなるのかについても未知な領域であることに気づく。

 

自分たちは「実に長い歴史の上にいる」と思いながら、実は「ごく最近」の出来事に接しているにすぎないのだ。

だから「歴史に学ぶ」と言ってもその歴史がそれほど長くない。

欧州や中国や、ましてやアメリカ大陸の歴史はほんの「最近にあった出来事」だ。

 

歴史に学ぶというのは重要な知見だが、もっとフランクに「これからを予想する」というのが大事な発送ではないだろうか。

 

これまでにはない、全く新しいことが起きるような気がする。