藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

納得の時代(2)

*[ウェブ進化論]それ、に預ける。

一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書とか一気読み世界史を読んでいると、まあ「人類の争いの記録」について嘆息する訳で、さらに今の世界を見てもこれほどではないにせよ国同士、人同士の争いは絶えないのだ、という現実に嘆息する

 

もう人類から争いをなくすのはムリ! と思ってしまうけれど、例えば今のいろんな国の法律や裁判制度のように「まあ程度信頼に足るもの」が存在することで、ある程度の平和とか秩序が保てるというのも、現代までの人類の知恵というものだろう。

 

争いに次ぐ争いを重ねてきた人間が、もし「世界中の誰もが納得できる存在」を編み出せれば、一国の中はもちろん世界中でも"公平な秩序"ができる可能性はないだろうか。

感情的なこととか、富の公平とか、数字で計算するのが難しいことも多いけれど、それも「この仕組みに任せる」と多くの人が納得できればかなり安定した制度になるだろう。

 

で、恐らくそれはAIというか、「人間以外のもの」になるのだと思う。

人は感情を持ち、合理性ばかりでは動かないから、さらには自己流に主義をもって考え、「リーダーシップ」などを発揮するから却ってバランスが取れなくなるという面がある。

 

AIがそうした巨大な意見を集約して計算し、次々といろんな国が参加できる「感情のない存在」になれば案外争いごとは減るだろう。

 

要するに「相手は人間ではない」と思えれば、納得への道は開けるのではないだろうか。