藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

そういうことが聞きたかった(1)

*[ウェブ進化論]最初に贈る言葉

これからのことが聞きたかった。

小学校と中学校の始まりに。

校庭や教室に集められた自分たちは「そういうこと」が聞きたかったのだと思う。

"動機づけ"はつくづく重要だ。

----(架空の朝礼にて)--------

皆さんおはようございます。

急に初めて教室に集まって「なに?」と思っている人も多いともいますので、まずはそのお話からしましょう。

私はこれから皆さんに寄り添う担任の〇〇です。

 

実はこれから皆さんは”ひたすら経験値を積む旅”に出ることになります。

なので、まずは今の世の中のことを知りましょう。

「私たちがどこから来て、今まで何をしてきたのか」ということをまず学びます。

それは"自然"とか"科学"とか"文学とか芸術"とか、いろいろあります。

そして今の大人たちが何をしているのか? ということも知りましょう。

これまでの"戦争とか宗教とか政治"とか。

そんないろんなことを一通り学んだら、いよいよ「自分で考える」番がきます。

「過去をよく知った上でこれからを考える」ということが皆さんの目標になるのです。

————

と小学校の初めに言われていたら、もっとまともに勉強していた、という人は多くないだろうか。

少なくとも自分はそうだった思う。

 

意味の分からないことを、しかも集団でやらされる空気ほど理不尽なものはなかった。

(つづく)