藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

最近の経営

CEOという言葉が聞かれ出したのは十年も前だろうか。


「経営最高責任者」という説明書きに、経営は全てが自分の責任でしょ。
最高とかの序列はどういう意味か?と疑問に思ったものだ。


昨今、M&Aの話題など囂(かまびす)しいが、どうも経営の技術面に偏った話が目立つ。


まるで経営にはそれしかないかのようだ。


時価総額や、VE、株主資本利益率など、「現代の経営」に必要なスキルは、今や常識的に求められる。(もっともこれとて中小企業はまだまだこれからだが)


それはいいが。


が最も欠くべからざるは、「経営の執念」ではないか。(まあ動機、と言ってもいい)


まず「動機」ありき。
それに続く、経営テクニックが備われば、「動機」だけで突っ走っていた経営者が目覚めることができる。


日本には全く多い「動機」先行型の経営者。
彼らにこそ、テクニカルな経営スキルが生きると思えてならない。


これこそ中小企業支援ではないか。