藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

習慣化のコツ。

習慣。

良い習慣を作るのも難しいが、「悪い習慣」を排除することも同様以上に難しい。
酒や博打や女遊びと同様、習慣とは、人の性質に巣食う魔物なのだと思う。
運動とか、勉強とか仕事とか。

何でも勝ったの負けたの、というのも大人げない話だが、自分の内面を上手くたかぶらせるのには役に立つこともある。

つまり習慣化とは、自分との対峙。
に構図を変えられる。

「自分と勝負」するのである。

例えば、明日客先を訪問して行うプレゼン は、クライアントとの勝負。週末のデートは、意中の彼女との勝負。
来月の娘の誕生日の演出は、子供や家族との勝負。
何でも自分の中で、「勝負化」して自らを鼓舞するワザなのだ。


今日の勝負に挑み、敗れた自分をどうするか。
勝った自分はどうなのか。
これからも勝負を挑み続けられるのか。
いったいこんな勝負を通して、自分はどこへ向かうのか…

勝ち負けの日常の中で

そんなことを考える材料にもなる。
「良い習慣」はそのまま続けて身になれば、とても重要な自分のスキルにもなる。
悪い習慣の撲滅は、そのあとに「いくらでも好きなことを詰め込む」余地をもたらしてくれる。


自分の日常や余暇、家族や恋人との時間や、仕事の真っ最中。
あらゆる「覚醒している時間帯」に、そうした習慣化の性質は潜んでいる。
自分が「過ごしたい人生」の中で、その中でも「定型的なこと」は習慣化が有効に働く。

"突発"で例外的に楽しみたいことは、それで楽しめばいい。
人生の時間の使い方、というテーマは考えてみると非常に楽しい。

自分の今生きている状態が、それを「消費し続けているのだ」と分かっていても、やはりこれからを考えたいと思うのである。
人生を過ごしながら、今曳航している船の航路を考えてみる。
そんな"粋"を感じるのは、おそらく人生の後半に差し掛かった人たちではないだろうか。

そして「そんな気持ち」を若い世代にチラチラと話ができれば、世代間の対話もずい分面白いものになるのではないかと思うのである。